研究者総覧参照


所属 文学部 人間関係学科
教職員身分 教授
氏名 長尾秀吉
フリガナ ナガオ ヒデヨシ
専門分野 社会教育 生涯学習 環境教育
最終学歴 九州大学大学院人間環境学研究科博士課程
職歴(研究歴) 九州大学大学院人間環境学研究院教育学部門 助手 (2001~2003年)
別府大学文学部人間関係学科 准教授(2003年講師~2010年現職)
学位 教育学修士
研究テーマ キーワード 地域環境保全 生活の知 体験 学校と社会 貧困問題
具体的内容 20世紀半ばより、日本では社会教育、世界的には生涯教育の重要性が指摘されるようになりました。環境・子育て・福祉・貧困・平和など様々な社会問題が噴出する中、生活当事者による生活の場を通じた多様な学習と行動こそが問題解決につながることが共通認識となってきました。それは一方で、子どもと若者だけが学習者であり、学校という場で決められたカリキュラムを学ぶ教育スタイルの限界指摘につながりました。
 生活の場を通じた多様な学習を通じて得られる生活の知は実にユニークです。地域の環境を守る人々は、自然環境について頭で理解するのではなく、歴史的な自然環境とつながる身体をもち、関わりの中に豊かさを感じる感性を身につけています。こうした学習の条件を探る研究を行っています。
研究業績 主な論文 ・「地域の水環境保全をすすめる住民の同意と参加をつくる学習活動」
  九州教育学会紀要第27巻 2000年
・「環境問題調査学習の課題と展開」
  九州大学大学院人間環境学研究院教育学部門『大学院教育学紀要』第4号 2002年
・「環境保全と生活の知」
  別府大学文学部紀要第48号 2007年
主な著書 【共】「人としての存在を認め合う力を学ぶ青年の活動―校区公民館と『ウハウハ長尾』の実践」   『校区公民館の再構築-福岡の校区公民館の歴史と実践-』北樹出版 2005年
【共】「環境学習と共生教育の創造」
   『教育と生活の論理-子どもの生活力とおとなの教育力-』光生館 2008年
所属学会 日本社会教育学会 九州教育学会
学生へのメッセージ 学生の皆さんには「若いときの苦労は買ってでもしろ」と伝えたいと思います。ある物事に打ち込む中で味わった苦い経験は必ず皆さんのその後の人生の糧になります。失敗をおそれずチャレンジして下さい。
地域貢献 保護者や行政関係者、研究者が集い、子育てのスキルアップをはかれるような情報交換の機会として、大分の子育てネットワークづくりを行っています。
また、学生と共に近隣の小学校で子どもの学習サポートを行っています。子どもや若者の世代間交流が乏しくなったと言われますが、実際に関わってみると、お互いが元気をもらい合う関係を築く力を十分にもっていることがわかります。
今後もこうした人と人との出会いの場づくりで地域に貢献していきたいと考えています。


PAGE TOP