研究者総覧参照


所属 初等教育科
教職員身分 専任講師
氏名 齊藤範子
フリガナ サイトウ ノリコ
専門分野 発達心理学
自閉スペクトラム症の書字の研究と書のセラピーを通して発達障がいのある方への心理的支援を実践しています。
最終学歴 別府大学大学院文学研究科臨床心理学専攻
職歴(研究歴) 大分県発達障がい者支援センター
こども発達・子育て支援センターなかよしひろば
学位 修士(文学)
メールアドレス saito@nm.beppu-u.ac.jp
研究テーマ キーワード 自閉スペクトラム症、発達障がい、書のセラピー、保育の5領域
具体的内容  便利なツールの普及によって手書きの文字を書かなくてもいい時代になってきました。授業のノートを書いたり、テストやプリントに書いたりするのが苦手な人にとって、授業中過ごしやすくなったのではないかと思います。
 特に「聞きながら書く」とか「大事なところをまとめて書く」という行動では頭の中でたくさんの作業が行われています。
 私は自閉スペクトラム症の人がどのように物事をとらえ書字に表しているかを研究しています。便利なツールを使う力を伸ばす支援法と手書きの文字でお互いに気持ちを伝えたり伝わったりする楽しさが実感できるような支援法を考えています。
 また、最近は保育の5領域(健康・人間関係・環境・言葉・表現)を心理学の側面から分析し、児童票などの内容がそれぞれの領域を表す項目になっているかを検討し、保育士をはじめ、対人援助職の方々が子どもの発達を客観的にみやすくなるような研究もしています。
研究業績 主な論文 1.自閉スペクトラム症の書字に関する研究 斉藤範子 別府大学大学院文学研究科臨床心理学専攻修士論文

2.事例検討会を通じた対人援助職のクライエント理解促進に関する検討 斉藤範子・後藤伸二 自閉症・子育て総合支援センター平成29年度実践研究紀要 年報1号,pp36-46

3.発達・保育経過記録における「養護と保育内容5領域」の因子構造モデルの検討 斉藤範子・後藤伸二・五十嵐猛 自閉症・子育て総合支援センター平成30年度実践研究紀要 年報2号,pp83-93

4.自閉スペクトラム症の書字に関する基礎的研究-自閉スペクトラム特性と書字エラーの関連- 斉藤範子・石川須美子 別府大学臨床心理研究Vol.16・17,pp2-11

5.保育者養成課程における学生の保育者適性に関連する要因-性格特性と子ども観の視点から- 斉藤範子・石川須美子 別府大学短期大学部紀要 第42号,pp65-75
主な著書
所属学会 日本心理臨床学会
学生へのメッセージ  発達も個性も異なる子どもたちがそれぞれ過ごしやすいクラスになるにはどうすればいいか考え、疑問を持ち、たくさん学んでいただきたいと思います。
 また、自分自身の課題とも向き合い、いちいち立ち止まって考える素敵な2年間であってほしいと思います。
地域貢献 幼児・児童教育研究センターで子育て支援を行っています。


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