研究者総覧参照
所属
文学研究科 臨床心理学専攻修士
教職員身分
非常勤講師
氏名
中村廣光
フリガナ
ナカムラ ヒロミツ
専門分野
臨床心理学
福祉社会科学
最終学歴
大分大学福祉社会科学研究科
職歴(研究歴)
大分県中央児童相談所
大分県精神保健福祉センター
学位
福祉社会科学修士
臨床心理士
養護学校教諭1種普通免許状
研究テーマ
キーワード
①子どもの社会化 ②発達障がい支援 ③メンタルヘルス・マネージメント
具体的内容
①児童虐待・不登校・ひきこもり等児童青年期の社会化の問題を抱えた人々の実情とその社会的背 景を調査研究することにより、困難を抱えた子ども・保護者・関係者への適切な支援の方策を提 供することを目指した研究をしています。
②自閉症などの発達障がいの子どもやその保護者が抱える様ざまな問題課題を明らかにし、特別支 援教育の効果的な支援プログラムの開発を目標にした研究をしています。
③対人援助の仕事をする人々のメンタルヘルスに関する基礎研究と、管理的な立場にある人々のメ ンタルヘルス・マネージメントに関する研修プログラムの研究開発を行っています。
研究業績
主な論文
(1)「EMDRによる重層的PTSDの改善事例」・中村博光・別府大学臨床心理研究・2008
(2)「スクールアビューズ・コンサルテイションについて」・中村博光・別府大学幼児児童教育
研修センター紀要・2007
(3)「社会的ひきこもりの形成要因に関する研究」・中村博光・別府大学臨床心理研究・2006
(4)「社会的ひきこもりの実像と社会福祉的支援について」・中村博光・大分大学福祉社会科学 研究科論文集・2005
主な著書
(1)乳幼児のための心理学・保育出版・2009
(2)子どもを育む心理学・保育出版社・2008
受賞歴及び社会活動
大分県発達障害等支援・特別支援教育推進事業にかかる専門家チーム委員(平成17年~現在)
大分市社会福祉審議会委員(平成21年~)
所属学会
日本心理臨床学会・九州臨床心理学会・日本社会福祉実践理論学会・日本EMDR学界
学生へのメッセージ
心理的な問題を抱えた人々への支援の学である臨床心理学を中心に、脳科学、社会科学、福祉学さらには、大自然の癒しや人間の心の深みを物語る物語や昔話などを対象に幅広く研究を進めていくことをモットーにしています。
学生に対しては、命や環境に対する優しさ、旺盛な知的好奇心、社会貢献の実践力を様々な学びの中で身につけて欲しいと願っています。
学内では、幼児期のこどもたちのイメージの力を育てることを目標にした、童話・昔話研究会を主催し、県内の各地域に出かけていって、土地の伝承、昔話発祥の風土やその土地の人々とふれあいを通じて学生の人間力を高めるような活動も行っています。
地域貢献
(1)子育て支援の相談援助活動:四半世紀勤務していた児童相談所の経験を生かし、保護者や子 育て支援関係者を対象に、相談援助活動、現代社会における子育てのあり方関する研修を臨 床心理士会の仲間と協力しながら展開しています。
(2)メンタルヘルスに関する研修、コンサルテイション:大分県臨床心理士会の産業領域理事を している関係から、、会と連携しながら心の病の予防、健康維持、様々なリラクゼーション 技法等についての研修を行っています。高校生対象のメンタルヘルス関連授業も可能です。
(3)発達障がいの子どもの発達診断と問題行動改善支援:保護者、保育士、教師への臨床心理学 の成果を踏まえた発達障がいの理解とそれに伴う問題行動の改善法について相談・研修を行 っています。
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