研究者総覧参照


所属 初等教育科
教職員身分 教授
氏名 八幡雅彦
フリガナ ヤハタ マサヒコ
専門分野 アイルランド文学、小学校外国語教育
最終学歴 慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程
職歴(研究歴) 2010年4月(平成22年)から2015年(平成27年)3月まで地域総合科学科教授(学科長)。
2015年4月から初等教育科教授。現在に至る。
学位 文学修士
ホームページ http://geo-birmin.com(北アイルランド出身の小説家ジョージ・A・バーミンガムに関するホームページ)
メールアドレス yahata@nm.beppu-u.ac.jp
研究テーマ キーワード 北アイルランド小説、ジョージ・A・バーミンガム、ユーモア、融和、普遍性、ユニオニズム、ナショナリズム、外国語活動、教科外国語
具体的内容 ジョージ・A・バーミンガム(1865-1950)を中心に、北アイルランド小説を研究しています。北アイルランドはユニオニスト(イギリス連合派)とナショナリスト(アイルランド統一派)の間で長年に亘る紛争が続く地で、小説家たちはこの紛争の実態を描き、両派の融和を模索し続けています。それと同時に世界中どこにでも見られる人間共通の姿を呈示し続けています。北アイルランド小説の持つ普遍性と意義の解明に努めています。また2020年度から小学校で外国語教育が本格的に始まり、将来、学生が小学校教師として実りある外国語教育ができるよう指導しています。
研究業績 主な論文 (1)「戦争、疫病の中に生きる人間像-ジョージ・A・バーミンガム、アルベール・カミュ、ガルシア・マルケス-」(『別府大学短期大学部紀要』、第41号、2022年)
(2)George A. Birmingham, The Red Hand of Ulster: A Portrayal of the Unionists in the Early 1910s and Prophesy of Contemporary Ireland(日本アイルランド協会『エール』第40号、2021年)
(3)PLeasure and Love Depicted in Recent Northern Irish Novels: Deirdre Madden, Glenn Patterson and Anna Burns" (日本アイルランド協会『エール』第39号、2020年)
(4)Families and Northern Ireland Represented in Deirdre Madden's Novels: The Role of Images, Metaphors and Symbols(別府大学短期大学部紀要第38号、2019年)
(5)"Connaught to Dallas":Journeys of a Novelist, George A. Birmingham, and his Descendants in America, Cathair Na Mart: Journal of Westport Historical Society, 2018
(6)Humor in Despair: George A. Birminngham's Works of Fiction and Nonfiction on the First World War(日本アイルランド協会『エール』第37号、2018年)
(7)「小学校英語教育を実りあるものにするための提言-学級担任が果たす役割を中心に-」(『初等教育-研究と実践-』第43号、2018年)
(8)「ベルファスト和平合意以降の北アイルランド小説-最近の研究動向をふまえて-」(日本アイルランド協会『エール』第34号、2015年)
(9)「ジョージ・A・バーミンガムの演劇『ジョン・リーガン将軍』再評価-ジョージ・バーナード・ショーとの関係を通して-」(『別府大学短期大学部紀要』第34号、2015年)
(10)「ジョージ・A・バーミンガム『煮えたぎる釜』と『ハイヤシンス』-アイルランドの歴史を揺り動かしたふたつの小説-」(日本アイルランド協会『エール』第32号、2013年)
(11)George A. Birmingham in the Gaelic League: The Stepping-Stone to a Universally Appealing Novelist", Cathair na Mart: JOurnal of Westport Historical Society, No.31, 2012
(12)「シャロン・オウエンス『マルベリー通りの喫茶店』-北アイルランド小説の新たな潮流-」
(『別府大学短期大学部紀要』第31号、2012年)
(13)George A. Birmingham, General John Regan: A Hearty wish for Reconciliation between Every Human Being", Cathair na Mart: Journal of the Westport Historical Society, No.30, 2011
(14)George A. Birmingham, Spanish Gold(1908) and A Sea Battle(1948): What the Adventures of J.J. Meldon and Major Kent Mean?"(『別府大学短期大学部紀要』第27号、2008年)
(15)Christian Virtues in Humor: A Reassessment of George A. Birmingham, General John Regan(1913)"『別府大学短期大学部紀要』第26号、2007年)
(16)「北アイルランド小説の新たな潮流-地域性とコズモポリタン性の融合-」(日本アイルランド協会『エール』第25号、2005年)
主な著書 (1)共著『イギリス文化事典』(丸善、2014年)
(2)共著『アイルランド・ケルト文化を学ぶ人々のために』(世界思想社、2009年)
(3)単著『北アイルランド小説の可能性-融和と普遍性の模索-』(溪水社、2003年)
(4)共著『ギッシングの世界-全体像の解明をめざして-』(英宝社、2003年)
受賞歴及び社会活動 大分県高等学校英語研究会顧問(平成16年から現在)
大分県高等学校英語弁論・暗唱大会審査員
大分県商業高等学校英語弁論大会審査員
大分県アイルランド研究協会事務局
2021年度短大教育功労賞
所属学会 日本アイルランド協会
IASIL JAPAN
日本児童英語教育学会
学生へのメッセージ 私の研究している北アイルランド小説は日本ではあまり知られていない分野ですが、バーミンガム、パタソンをはじめ興味深い作家がたくさんいます。彼らの作品を日本に翻訳紹介したいと思っています。授業は、短大では「英語コミュニケーション」「国際文化」、大学では「英語」「英米文学特殊研究」等を担当しています。英語その他外国語ができると世界が広がって、人生が楽しくなります。別府大学には数多くの留学生がいます。外国語を勉強して彼らと友だちになって世界をどんどん広げて下さい。留学生の皆さんも日本人の学生たちの中に積極的に入って行って下さい。
地域貢献 ①「大分県アイルランド研究協会」を結成し、会報を発行し、映画鑑賞会、コンサート等を催し、アイルランドの魅力を伝えています。放送大学の面接授業でもアイルランドについて講義をしたことがあります。また、大分県の中学校・高等学校の英語教員研修会で、「アイルランド文学と英語教育」と題して講義をしました。
② 別府大学はTOEICの大分試験会場になっています。TOEIC受験対策講座を過去2回催しました。
③ 初等教育科で「外国文化研究会」を作りました。幼稚園や保育所で園児たちと一緒に英語の歌を歌ったり、英語の絵本の読み聞かせをしたり、留学生との交流を行っています。
自由記述 ・留学生指導が目的で中国語と韓国語を勉強しています。
・「ダニーボーイ」「キャリックファーガス」「スター・オブ・カウンティ・ダウン」等のアイルランドの民族歌謡が好きです。
・かつては本格的な長距離ランナーでした。今でも毎日走っています。


PAGE TOP