研究者総覧参照


所属 文学部 人間関係学科
教職員身分 准教授
氏名 日和恭世
フリガナ ヒヨリヤスヨ
専門分野 社会福祉学(Social Work)
最終学歴 同志社大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士後期課程満期退学
職歴(研究歴) 2011/04-2014/03  別府大学文学部人間関係学科 助教
2014/04-2020/3 別府大学文学部人間関係学科 専任講師
2020/04-      別府大学文学部人間関係学科 准教授(現職)
 
学位 修士(福祉社会科学)
社会福祉士
高等学校教諭一種免許状(福祉)
メールアドレス y-hiyori[AT]nm.beppu-u.ac.jp
[AT]を@に変換してください。
研究テーマ キーワード ソーシャルワークの専門性、実践の科学化、ソーシャルワーカーの思考、省察(reflection)
具体的内容 ソーシャルワーク実践はしばしばあいまいで見えにくいと指摘されます。しかしながら、ソーシャルワークには他のどの専門職とも異なる独自の視点が存在します。そこで、ソーシャルワーカーの思考に着目し、ソーシャルワーカーが何を感じ、何を考え、どのような判断をくだしているのかを明らかにすることによって、ソーシャルワークの専門性を可視化することを目指しています。
研究業績 主な論文 (1)林眞帆・織原保尚・日和恭世「判断能力が不十分な人への意思決定支援と医療ソーシャルワーク ― 医療ソーシャルワーカーへのアンケート調査を踏まえ」『別府大学紀要』第61号、2020年
(2)日和恭世「医療ソーシャルワーカーの思考過程に関する一考察」『別府大学紀要』第60号、2019年
(3)日和恭世「専門職としてのソーシャルワークの再検討―専門職の概念に焦点をあてて」『別府大学紀要』第57号、2016年
(4)日和恭世「ソーシャルワークにおけるreflection(省察)の概念に関する一考察」『別府大学紀要』第56号、2015年
(5)日和恭世「ソーシャルワーカーの実践観に関する一考察―テキストマイニングによる分析をもとに」『別府大学紀要』第55号、2014年
(6)日和恭世「ソーシャルワーク研究におけるテキストデータ分析に関する一考察」『評論・社会科学』106号、2013年
(7)日和恭世「ソーシャルワーカーの思考に焦点を当てる意味」『別府大学紀要』第54号、2013年
(8)日和恭世「ソーシャルワークにおける方法、技法、技能の関連性」『別府大学紀要』第53号、2012年
(9)日和恭世「ソーシャルワーカーの援助観の検討ーソーシャルワークが専門職の実践であるために」『九州社会福祉学』No.8、2012年
(10)池↑恭世「ソーシャルワークにおける生と死-ソーシャルワーカーはクライエントの死とどう向き合うか」『九州社会福祉学』No.4、2008年
主な著書 (1)平塚良子編(2022)『ソーシャルワークを「語り」から「見える化」する―7次元統合体モデルによる解析』、ミネルヴァ書房(共著)
(2)『認知症高齢者の社会関係の交差分析による量的・質的評価研究-「暮らしの行為者」の視点からの哲学的アプローチ』日本生命財団高齢社会実践的研究助成 継続研究成果報告書(2) 2011年1月(共著)
(3)『認知症高齢者の社会関係の交差分析による量的・質的評価研究-「暮らしの行為者」の視点からの哲学的アプローチ』日本生命財団高齢社会実践的研究助成 研究成果報告書(1) 2010年9月(共著)
(4)「生活保護制度の活用による障害のある子どもを抱える家庭支援」『ソーシャルワーク実践事例の多角的分析による固有性の可視化と存在価値の実証研究』平成17年度~19年度科学研究費補助金研究成果報告書 2008年3月 (共著)
受賞歴及び社会活動 大分県社会福祉士会理事 (2016年~)
別府市障害者自立支援協議会委員 (2019年~)
別府重度障害者センター 第三者委員 (2019年~)
別府市地域包括支援センター運営協議会委員 (2019年~)
別府市成年後見センター運営委員(2020年~)
別府市成年後見制度利用促進審議会委員(2021年~)
所属学会 日本ソーシャルワーク学会
日本社会福祉学会
日本医療社会福祉学会
同志社大学社会福祉学会
学生へのメッセージ 私は以前、回復期リハビリテーション病棟においてソーシャルワーカーとして働いていました。病気や事故により障害を負われた方々やそれを支える周囲の人々とのかかわりを通して、人間の強さや変化の可能性を学びました。また、援助する立場である私の方がクライエントやその家族から様々な力をもらうこともしばしばありました。ソーシャルワークの専門性を追求しながら、援助するとはどういうことか、また、援助されるとはどういうことなのか、学生のみなさんと一緒に考えていきたいと思っています。
地域貢献 ソーシャルワーカーの実践を可視化することに関心をもっています。専門職としてのアカウンタビリティ(説明責任)を果たすために、ソーシャルワークの実践者、研究者に何が求められているのか、一緒に考えていければと思います。


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