研究者総覧参照


所属
教職員身分 教授
氏名 野村文宏
フリガナ ノムラ フミヒロ
専門分野 哲学
倫理学
最終学歴 京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程 修了
職歴(研究歴) 平成15年4月 別府大学文学部講師
平成21年4月 別府大学食物栄養科学部准教授
平成30年4月 別府大学食物栄養科学部教授
令和2年4月 別府大学文学部史学・文化財学科教授
学位 博士(人間・環境学)
メールアドレス fnomura@nm.beppu-u.ac.jp
研究テーマ キーワード ドイツ現代哲学、現象学、ハイデッガー、フッサール、シュミッツ
具体的内容  ヘルマン・シュミッツの「新しい現象学」の方法に基づいて新しい視点から、法現象を位置付ける可能性を研究しています。
研究業績 主な論文 (1)「ジオルジの現象学的心理学、現象学的方法の応用の問題」、2015年4月、別府大学紀要 第56号
(2)「トゥームズの病気経験の現象学―現象学的方法とその適用―」2014年4月、別府大学紀要 第55号
(3)”Menschenrechte und Rechtskultur in Japan“, 2006. 4, Interdisziplinaere Phaenomenologie, Herausgegeben von Tadashi Ogawa und Hisashi Kashiwa, Kyoto University
(4)「現象学と法哲学-現象学の法への適用の問題」、2003年3月、博士学位論文、京都大学
(5)「意のままにならない法―シュミッツの現象学的法哲学」、比較法史学会編『Historia Juris 比較法史研究―思想・制度・社会⑩ 歴史のなかの普遍的法』所収、2002年3月、未来社
(6)「アドルフ・ライナッハの現象学」、2001年3月、京都大学大学院人間・環境学研究科/総合人間学部『人間存在論』刊行会編、『人間存在論』7号
主な著書 (1)(翻訳)G . ペルトナー『医療倫理学の基礎』、2011年6月、時空出版(担当箇所:第10章「生命の保護をめぐる論争」)
(2)(翻訳・編集)ゲルノート・ベーメ著、梶谷真司・斎藤渉・野村文宏編訳『雰囲気の美学―新しい現象学の挑戦―』、2006年7月 晃洋書房
(3)(共著)小川侃編著、『雰囲気と集合心性』所収、「法と共同性――現象学の視点から」、2001年4月、京都大学学術出版会
所属学会 日本現象学会、日本哲学会
学生へのメッセージ  大学での勉強が通常4年間であるのに対して、その後社会で働くのは40年以上です。それゆえ、大学では、社会に出てから必要な能力(あるいはその能力獲得のための基礎となる力)をしっかり身につけてください。それらは、専攻する学問についての知識や技法だけではなく、勉強の方法やものの考え方、自分の考えを表現し伝達する技法などを含んでいますが、後者についても意識的に学んで欲しいと思います。
 授業を通して、そのようなことが少しでも伝えられたらと考えています。
地域貢献 ①i)「古代ギリシアの自然哲学者とソクラテス」:一見、荒唐無稽に思われる古代ギリシア自然哲学者たちの主張を手がかりに、哲学的精神の発端を概観し、その後登場するソクラテスの意義について考察します。ii)「ソクラテス裁判の謎と、ソクラテスの死の意義」:裁判から刑死までの、ソクラテスの不可解な行動を検証し、ソクラテスの死の意味について考えます。
②「私はどのようにして『私』と『世界』を知るのか」:私が見ている世界は、すでに私によって見られた世界でしかありません。私の眼球の向こう側の世界を、私は見ることはけっしてできません。このことを考察することで、私と世界との関係、私と他者との関係、正常と異常等について考えます。


PAGE TOP