研究者総覧参照


所属 文学部 史学・文化財学科
教職員身分 教授
氏名 白峰 旬
フリガナ シラミネ ジュン
専門分野 日本近世史
日本近世城郭史
最終学歴 昭和60年 上智大学大学院文学研究科博士前期課程 修了
平成10年 名古屋大学にて博士(歴史学)の学位(論文博士)を取得
職歴(研究歴) 平成15年4月 別府大学文学部助教授
平成21年4月 別府大学文学部教授
学位 文学修士
博士(歴史学)
メールアドレス jshira_at_nm.beppu-u.ac.jp(_a_を@に変えてください)
研究テーマ キーワード 関ヶ原の戦い、小山評定、近世城郭、城郭統制、公儀普請、
具体的内容 近世城郭について、文献史学のスタンスから研究しています。具体的には、幕藩関係における居城修補許可制の実際的運用(老中奉書発給による修補許可)や幕府による城郭統制の実態、また、元和一国一城令の実施過程などについて、これまで研究論文を発表しています。そのほか、幕府が諸大名に命じて実施した各地の公儀普請の実態についても、研究を進めています。
近年は関ヶ原の戦いについても研究しています。2014年に拙著『新解釈関ヶ原合戦の真実-脚色された天下分け目の戦い』(宮帯出版社)を上梓し、関ヶ原の戦いについての新説を発表して各方面から大きな反響をいただきました。この本は刊行3年目にして3刷になっています。
研究業績 主な論文 (1)白峰旬「豊臣公儀としての石田・毛利連合政権」、『史学論叢』46号、2016年
(2)白峰旬「『十六・七世紀イエズス会日本報告集』における関ヶ原の戦い関連の記載についての考察(その1)-関ヶ原の戦いに至る政治状況と関ヶ原の戦い当日の実戦の状況-」、『別府大学大学院紀要』第17号、2015年
(3)白峰旬「『十六・七世紀イエズス会日本報告集』における関ヶ原の戦い関連の記載についての考察(その2)-関ヶ原の戦いに至る政治状況と関ヶ原の戦い当日の実戦の状況-」、『史学論叢』第45号、2015年
主な著書 (1)白峰旬『新解釈関ヶ原合戦の真実-脚色された天下分け目の戦い』単著、宮帯出版社、2014年
(2)白峰旬『新「関ヶ原合戦」論-定説を覆す史上最大の戦いの真実』単著、新人物往来社、2011年
(3)白峰旬『江戸大名のお引っ越し-居城受け渡しの作法』単著、新人物往来社、2010年
(4)白峰旬『幕府権力と城郭統制-修築・監察の実態』単著、岩田書院、2006年
(5)白峰旬『豊臣の城・徳川の城-戦争・政治と城郭』単著、校倉書房、2003年
(6)白峰旬『日本近世城郭史の研究』単著、校倉書房、1998年
受賞歴及び社会活動 金沢城石垣構築技術等比較研究事業(石川県金沢城調査研究所)の客員研究員(2007年~2012年)
所属学会 城館史料学会(委員)、日本城郭史学会、史学会、別府大学史学研究会、織豊期研究会
学生へのメッセージ 別府大学史学研究会学生部会の一つとして、日本城郭研究室があります。この研究室は私が顧問をしていますが、所属する学生は積極的に興味をもって城郭に関する各自のテーマに取り組んでいます。毎年11月には、各研究室が参加して学生研究発表会が実施されます。日本城郭研究室でも毎年、代表の学生が発表をしています。毎年、それぞれ城郭史に関するテーマを決めて、十分な準備をして1年の研究成果を発表します。毎年力作といえる内容の発表であり、こうした学生の積極的な発表を顧問として聞くことを毎年楽しみにしています。
地域貢献 これまで、大分の城に関する講演を、大分市鶴崎公民館、国東市歴史体験学習館、九重町恵良農民研修センターでおこないました。大分県内には、岡城、佐伯城、臼杵城、豊後府内城、中津城、杵築城、日出城など、多くの近世城郭が存在するので、地元の城という点でも、興味深く研究に取り組んでいきたいと思います。
自由記述 関ヶ原の戦いについて近年ではテレビ番組、新聞などの取材を受けることが多いので、その申込みについては、まずはメールをいただきたく存じます。


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