研究者総覧参照
所属
国際経営学部 国際経営学科
教職員身分
教授
氏名
中山昭則
フリガナ
ナカヤマ アキノリ
専門分野
人文地理学
観光地理学
観光資源論
最終学歴
千葉大学大学院自然科学研究科博士後期課程満期退学
職歴(研究歴)
平成12年別府大学文学部講師
平成14年 同 助教授
平成19年 同 准教授
平成20年 同 教授
平成21年別府大学国際経営学部教授 現在に至る
学位
博士(学術)
文学修士
教職免許状高等学校1級 社会
教職免許状中学校1級 社会
研究テーマ
キーワード
観光資源
地域のお宝
地域振興
観光振興
具体的内容
近年、地域のお宝を観光資源として再構築しようとする動きが活発となっています。そもそも、地域のお宝というもの自体「これまで見過ごされてきたものばかり」であることが判ったのです。最近まで普通に暮らしていたその様式、何気なく通っていた路地裏、ぼんやりと見つめていた景色などが、見方を変えその見方を人々に伝えるだけで、時として大変な観光資源となりうるわけです。一体何がそうさせたのでしょう?何故今地域お宝なのでしょうか?そこのところを探っています。
また、人々は観光地に対してどのようなイメージを抱いたところで「行ってみたい」と思うのでしょうか。観光地選定(旅先の決定)がなされるプロセスについても関心を高めています。
研究業績
主な論文
(1)「公的観光事業による農村型観光の展開」千葉大学教育学部地理学研究報告第9号、平成10年
(2)「自然休養村事業の発展と千葉県における事業展開」房総研究第35集、千葉地理学会、平成10年
(3)「自然休養村制度による観光農園の整備と山村地域の観光地化-千葉県君津市清和地区を事例として-」千葉大学教育学部地理学研究報告第10号、平成11年
(4)「鴨川市大山地区における棚田の保全とグリーン・ツーリズムの展開」(共著)千葉大学環境科学研究報告第24巻、平成11年
(5)「自然休養村事業による観光振興と地域の活性化-山形県飯豊町中津川地区を例として-」人文地理学会、人文地理 第52巻4号、平成11年
(6)「自然休養村の展開と地域的特徴」別府大学紀要第42号、平成12年
(7)「農山村をめぐる観光動向に関する研究展望-公的事業を視点として-」別府大学アジア歴史文化研究所報第18号、平成13年
(8)「大正期における別府温泉の別荘地開発」日本温泉地域学会、温泉地域研究創刊号、平成15年
(9)「別府温泉郷における地の観光開発と地獄組合」日本温泉地域学会、温泉地域研究第5号、平成17年
(10)「別府鉄輪温泉における再整備事業の地域的意義」日本温泉地域学会、温泉地域研究第9号 平成19年
(11)「温泉資源を活かしたまちづくりに関する考察」大分県温泉研究会報告第59号、大分県温泉地域調査会、平成20年
(12)「飯田高原における観光開発の展開」別府大学、別府大学紀要第50号、平成21年
(13)「温泉地における構造の変容に関する考察地域」大分県温泉調査研究会、大分県温泉調査研究第60号、平成21年
(14)「フィールドワーク実践」史学論叢第39号、別府大学史学研究会、平成21年
(15)「別府温泉郷における地域資源活用の軌跡と課題」別府史談第23号、別府史談会、平成22年
(16)「由布院温泉における地域構造の変容に関する考察」大分県温泉調査研究会、大分県温泉調査研究第62号、平成23年
(17)「フランス南部ラングドック地方の地域特性」別府大学紀要第53号、平成24年
(18)「別府市におけるボランティアガイドの動向」大分県温泉調査研究会、大分県温泉調査研究第63号、平成24年
(19)「別府温泉郷におけるボランティアガイドの動向と課題」日本温泉地域学会、温泉地域研究第20号、平成25年
(20)「別府市におけるボランティアガイドの特性と課題」大分県温泉研究会報告第64号、大分県温泉地域調査会、平成25年
(21)「温泉観光地における新しい情報発信の構築に向けた研究」大分県温泉研究会報告第65号、大分県温泉地域調査会、平成26年
(22)「温泉観光地における新しい情報発信の構築に向けた研究」
大分県温泉研究会報告第66号、大分県温泉地域調査会、平成27年
(23)「学会展望 ツーリズム」人文地理第73巻第3号、令和元年
主な著書
(1)『自然休養村の地域的特性』単著、もえぎ出版、平成18年
(2)『房総の地域ウォッチング』分担執筆、大明堂、千葉地理学会編、平成12年
(3)『競争時代における観光からの域づくり戦略』共著、同文館出版、平成18年
(4)『観光地域社会の構築』共著、同文館出版、平成18年
(5)『図説宇佐・国東・速見の歴史』分担執筆、郷土出版、平成18年
(6)『図説大分・由布の歴史』分担執筆、郷土出版、平成19年
(7)『図説海部・直入・大野の歴史』分担執筆、郷土出版 平成19年
(8)『図説新日本地理』共著、原書房、平成20年
(9)『竹田市誌』分担執筆、竹田市、平成21年
(10)『観光地理学』共著、同文館出版、平成22年
(11)『田染荘小崎文化的景観保存計画』分担執筆、豊後高田市、平成22年
(12)『野と原の環境史』分担執筆、文一総合出版、平成23年
(13)『文化的景観別府の湯けむり景観保存計画』分担執筆、別府市、平成24年
(14)『観光地理学(第2版)』共著、同文館出版、平成24年
(15)『47都道府県・商店街百科』分担執筆、丸善出版、令和元年
受賞歴及び社会活動
【歴任】
別府市ONSENツーリズム研究会委員(副会長)
日出町文化財保護委員
別府市協働指針策定委員会委員長
別府市観光戦略部指定管理候補者選定委員会委員
「油屋熊八伝」映像制作等委嘱業務の事業候補者選定委員会
別府市行政改革推進審議会
別府市図書館・美術館整備構想策定等支援業務検討委員会委員長
別府市都市再生整備計画事業評価委員会
【在任】
別府市景観審議会委員
別府市文化的景観保存調査委員
別府市総合計画審議会委員
別府市総合戦略審査会委員
別府市協働のまちづくり推進委員会
別府市市民活動支援補助金審査会委員
豊後高田市文化的景観保存調査委員
ここのえ“夢”ブランド創造協議会委員
大分県立由布高等学校地域未来創造会議委員
所属学会
日本地理学会
人文地理学会
日本温泉地域学会(理事)
学生へのメッセージ
私の理想とする研究環境は欧米の「ゼミナール」です。そこは、研究と教育の場と図書・資料室が一体化した空間であったとされています。「ゼミナール」では、教員と学生が同じ研究テーマのもと一緒に学びます。理想に少しでも近づきたいと、まずは研究室を学生に開放しています。
私は観光について研究していますが、人はなぜ旅に出るのかといった原則的な問題から、テーマパークの存在意義、温泉の観光資源としての活用と経緯、そして、鉄道旅行の醍醐味まで・・・。「人が空間を利用して楽しんでいること」全てを研究対象としています。
地域貢献
地域社会と共に地域を元気にするために連携事業を進めています。これまでの実績と現在進めている事業は以下の通りです。
【観光振興関連】
大分県:『観香マップ』制作
豊後高田市:「周遊型観光コース設定基礎調査」
日出町:「観光資源調査」
【地域資源の活用関連】
◎日田市:「広瀬旭荘“日間瑣事備忘録”の歴史地理的研究」
◎豊後高田市:「鬼のブランド化事業」
別府市:「湯けむり景観」基礎調査
【企業との連携事業】
別府地獄組合:「海地獄展示パネル作成」事業
◎(株)ふぇりーさんふらわあ社:「別府・大分の魅力発信 船上講演」
これらの事業活動には全て学生も参加致しました。◎は現在進行中の事業です。
自由記述
毎年学生たちとフィールドワークを欠かさず実践しています。フィールドワークによって学生たちは人間的に確実に成長しています。そして、私自身も学生とともに成長しているかもしれません。
今日も中山研究室では、私が取り組んでいる研究テーマを学生たちも一生懸命取り組んでくれています。「そろそろ一服しませんか」との声がかかってきました。この休憩時間はどんな話題で盛り上がるのかな????
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