研究者総覧参照


所属 文学部 国際言語・文化学科
教職員身分 教授
氏名 高木伸幸
フリガナ タカギ ノブユキ
専門分野 日本文学
国語科教育
最終学歴 広島大学大学院文学研究科博士課程後期国語学国文学専攻修了
職歴(研究歴) 2001年4月 ラ・サール中学校・高等学校教諭(2009年3月まで)
2009年4月 別府大学准教授
2014年4月 別府大学教授(現職)
2018年4月 別府大学学長補佐(入試担当)
学位 博士(文学)
研究テーマ キーワード 日本近現代文学 昭和文学史 戦後文学 国語科教育法
具体的内容 さまざまな様相を見せる昭和文学の中で、例えば井上靖は「調べて書く」作家とも言われ、社会的事件や歴史的事実に取材した小説を多く残しています。また梅崎春生は、戦争小説「桜島」(1946)で出発し、その後は「ボロ家の春秋」(1954)など、ユーモラスな中にも社会諷刺性を秘めた小説を書いています。前者の作家については、モチーフ分析に加えて、作家が調べた材料をどのように小説化していくのか、いわば〈材料の意匠化の方法〉を分析し、後者の作家については、ユーモアの奥に隠された社会(国家)批判を解明していくことを目指しています。そして最終的には、これらの作家を中心に、戦後文学史の見直しを図ろうと考えております。また中学・高校に九年間、勤務した経験を活かし、国語教育の方法論の研究にも取り組んでいます。
研究業績 主な論文 (1)「井上靖未発表原稿『村はずれ』解説」(『伝書鳩』第21号 2020年)
(2)「井上靖『風濤』論―被支配国の視点と内面描写―」(『国文学攷』第246号 2020年)
(3)「井上靖未発表原稿『溟濛の吹雪に』解説(『伝書鳩』20号 2019年)
(4)「『本覚坊遺文』論-千利休像と作家井上靖-」(『近代文学試論』第57号 2019年)
(5)「『おろしや国酔夢譚』論―井上靖のモチーフと史料活用の方法―」(『国文学攷』第238号 2018年)
(6)「詩『出発』(井上靖)授業試案―学習者それぞれの「出発」を書く―」(『国語国文研究と教育』第56号 2018年)
(7)「井上靖『四角な船』考―時事的装飾と人物造形―」(『井上靖研究』第16号 2017年)
(8)「井上靖『赤い実』(『しろばんば(後編)』)授業試案―中学生の共感を高めるために―」(『国語国文研究と教育』第55号 2017年)
(9)「井上靖『天平の甍』考―『学問』と『冒険』―」(『井上靖研究』第15号 2016年)
(10)「梅崎春生『つむじ風』における『明治生れ』批判―太陽族批判を背景として―」(『社会文学』第42号 2015年)
*いずれも単著論文
主な著書 単著書
(1)『梅崎春生研究 戦争・偽者・戦後社会』(和泉書院 2018年)
(2)『井上靖研究序説 材料の意匠化の方法』(武蔵野書房 2002年)

編集・解説書
(1)『井上靖 未発表初期短篇集』(七月社 2019年)

共著書
(1)『新薩摩学15 古閑章教授退職記念号―これからの学問のエッジを極める―』(南方新社 2020年)
(2)『西日本女性文学案内』(花書院 2016年)
(3)『円地文子事典』(鼎書房 2011年)
(4)『広島県現代文学事典』(勉誠出版 2010)
(5)『新薩摩学7 鹿児島の近代文学・散文編』(南方新社 2009年)
(6)『日本現代小説大事典』(明治書院 2004年)
受賞歴及び社会活動 井上靖研究会会長(2018年12月~)
毎日新聞・大分版「はがき随筆」月間賞審査・選評担当(2016年4月~)
九州芸術祭文学賞大分県地区選考委員(2015年9月~)
日本社会文学会評議員(2011年6月~)
所属学会 日本近代文学会 
日本文学協会 
昭和文学会 
日本社会文学会 
芸術至上主義文芸学会
井上靖研究会
広島大学国語国文学会     
学生へのメッセージ 大学は中学・高校に比べてとても自由です。四年間でさまざまなことにチャレンジできます。しかし、その一方で、誰も自分のことを管理してくれないだけに、自分の責任は自分でを取らなければなりません。大学生活は、しっかりした目標がなければ、ただ漫然とした、無駄な毎日で終わってしまう危険もあるのです。四年間で、学問に打ち込む人もいれば、サークル活動や自分の趣味、あるいはアルバイトに精を出す人もいるでしょう。どの過ごし方が一番立派ということはなく、どれも魅力的で素敵だと言えます。ただ、何に打ち込む場合でも、自分なりの志を持って学生時代を過ごしてください。その気持ちが毎日を充実させ、自分を高めてくれる原動力になるからです。
地域貢献 文学研究において有効な作品分析の方法を追究することは、同時に国語教育において有効な教材分析の方法を考えることでもあります。大学における文学研究と、中学・高校における国語教育。この両者に目配りし、二つの現場を繋ぐ取り組みができれば、と考えております。


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