研究者総覧参照
所属
文学部 国際言語・文化学科
教職員身分
教授
氏名
森脇茂秀
フリガナ
モリワキ シゲヒデ
専門分野
日本語学、日本語史
最終学歴
九州大学大学院人文科学府
学位
博士(文学)九州大学
メールアドレス
mori■nm.beppu-u.ac.jp(■を@にかえて下さい)
研究テーマ
キーワード
日本語の歴史,助辞史, 語彙史,希望表現,比況表現
具体的内容
日本語の動詞や助辞(助詞・助動詞)を対象に歴史的な変遷過程を明らかにする研究を行っています。現在は、「希望表現」やアスペクト表現に関心があります。私は、「日本語の歴史」に興味があるのですが、その要因として長崎県の五島列島で、生まれて育ったことがあるかもしれません。未だに方言の体系がよく把握できていません。ふるさとへ帰ってみると新しい<発見>があるからです。やはり方言というのは理屈抜きに自らのアイデンティティを省みる「場」になるのですね。今後、私は、「方言」と「日本語の歴史」との関係はどうなっているか、更に考えてゆきたいと思っています。
研究業績
主な論文
(1)静態動詞「似る」の一形式-『源氏物語』の用例を中心に-「別府大学国語国文学」 (2007/12 ) / 49 , pp31~pp47
(2)中古仮名文における漢文訓読語「ごとし」の意味用法について「語文研究」 (2006/6 ) / 100・101 , pp1~pp14
(3)陳述副詞「よも」をめぐって-平安時代仮名文学作品を中心に-「別府大学国語国文学」 (2006/12 ) / 48 , pp51~pp71
(4) 九州方言(長崎五島)「国文学 解釈と鑑賞」(2007/7 ) 72 / 7 , pp138~pp148
主な著書
(1)「一の坂川姫山 国語国文論集」(笠間書院/関一雄編、1997 )
所属学会
日本語学会,訓点語学会 ,西日本国語国文学会 ,日本語文法学会,全国大学国語国文学会 ,萬葉学会
学生へのメッセージ
私の大学生時代は、様々な角度から勉強することができ、本当に幸運だったと思います。また恩師との出会い、お導きが、「今」を作っているように思います。大学生時代、当時、概論的知識もおぼつかないまま調査報告しました。この時に、恩師は、単に学生の意見を否定されるのではなく、論証には何が必要で、何が足りないのか、をご指摘くださいました。単なる知識を問うそれまでの授業とは違って、勉強したらその分だけ跳ね返ってくる、という初めての経験は、今でも忘れることができません。授業後に「躍動感」をおぼえました。是非みなさんにもその経験を味わって欲しいと思っています。
地域貢献
講演のテーマとしては「日本語の歴史」や「古典文法の世界」等をお話しできます。
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